口内炎とは?原因と対処法①

2025.03.09

今回からは口内炎について数回に分けて詳しく書いていこうと思います。どうぞお付き合いください。

1-1. 口内炎とは何か?

口内炎は、口の中にできる炎症や潰瘍(かいよう)のことを指します。多くの場合、頬の内側や舌、唇の内側などにでき、赤くただれていたり、白い膜のようなものが見られることがあります。この症状は、食べ物や飲み物がしみたり、話しをする時や歯磨きの時に痛みを感じたりして、日常生活に不快感を与えるものです。

口内炎にはいくつか種類がありますが、一般的に知られているのが「アフタ性口内炎」です。これは直径数ミリから1センチほどの小さな潰瘍が1つまたは複数できるもので、自然に治ることが多いものの、治癒までに1~2週間かかることがあります。また、ヘルペスウイルスによる「ヘルペス性口内炎」や、義歯による刺激が原因となる「義歯性潰瘍」など、原因や症状によって異なるタイプも存在します。

一時的な口内炎は珍しくありませんが、それが頻繁に繰り返される場合、何かしらの体調や生活習慣の問題が潜んでいる可能性があるため注意が必要です。

1-2. 繰り返しできる口内炎の悩みとその重要性

「口内炎が治ったと思ったら、またできてしまう…」そんな悩みを抱える方は少なくありません。繰り返しできる口内炎は、単なる痛み以上に生活の質(QOL)を下げる原因になります。

例えば、口内炎があると、食事を楽しむことが難しくなり、特に辛いものや酸っぱいものを避けざるを得なくなります。また、痛みによって話しづらくなったり、集中力が削がれることもあります。さらに、口内炎が頻繁にできる背景には、栄養不足や免疫力低下、ストレスなど、体全体の健康状態が影響していることも多いです。そのため、口内炎を「ただの口の中の問題」と軽視するのではなく、生活習慣や健康全般を見直すきっかけとして捉えることが重要です。

特に、口内炎が慢性的に繰り返される場合、貧血や胃腸疾患、さらには免疫系の病気が関与していることも考えられます。これを放置してしまうと、口内炎の根本的な原因を見逃し、体調の悪化につながるリスクがあります。

繰り返しできる口内炎の悩みを解決するためには、原因をしっかり特定し、予防策を講じることが大切です。この記事では、口内炎が繰り返しできる主な原因や、その予防法についてわかりやすく解説していきます。少しの工夫で痛みのない快適な生活を取り戻しましょう!

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