歯周病の予防と治療のために~その2
2013.04.12
なぜセルフケアだけでなく、プロフェッショナルケアも
必要なのでしょうか?
歯ぐきが健康な状態なら、歯肉溝の深さは3ミリ以下です。
清掃しやすい部分であれば、歯ブラシの毛先を歯肉溝に入れて
プラークを除去することができます。
しかし、お口のなかはブラッシングしやすい箇所ばかりとは限りません。
たとえば、歯と歯の隣接面の溝となると、さらに深くなっていて、フロスを
使ったとしてもプラーク除去には限界があります。歯列不正があったりする
と、さらにプラークが溜まりやすく、歯周ポケットがすでにできている方は
歯ブラシで歯周ポケットの中まで清掃することは困難です。
そのため、セルフケアではプラークコントロールに限界があり、ケアしにくい
場所からトラブルは起きやすいです。
定期健診でプロフェッショナルケアを継続的に受けていれば、歯周病の
重大なトラブルはそうでない方に比べると起きにくいです。軽い歯肉炎の
段階で気づいて治してしまえば、歯周病のあとも残らず、長く若々しい口もと
を保つことができます。