歯周病、歯周(歯の周り)ってな~に?
2013.03.31
「歯みがきすると歯ぐきから血が出る」
そんな症状があるのに、治療をついつい先延ばししていませんか?
歯周病は、たんなる歯ぐきだけの病気ではありません。
歯を支える骨なども壊されてしまうとてもこわい病気なのです。
むし歯は歯そのものが溶けて、歯に穴があいていくものですが、
歯周病は歯の周りの病気です。歯周(歯の周り)って何のことでしょうか?
左図でいうと
歯茎(歯肉)
セメント質
歯根膜
歯槽骨 の4つになります。
それぞれの役割は以下のとおりです。
歯茎(歯肉)・・・・皮膚と同じ機能をもち、細菌の進入を防ぐ
防波堤の働きをしています。
セメント質・・・・・・歯の根を覆っていて、歯肉線維や歯根膜を
介して歯と歯茎や歯槽骨を結びつけています。
歯根膜・・・・・・・・アゴの骨である歯槽骨と歯をしっかりと結びつける
強靭な線維の束です。この強靭な線維がクッションの
役割をし、噛むときに加わる強い力から歯を守って
います。噛む感覚は歯根膜で感じ、強すぎる力が
かからないように、センサーとして働いてストッパー
機能を果たします。
歯槽骨・・・・・・・・・・歯をしっかり支えているアゴの骨です。